【御礼】
創xプロジェクト第二弾「天草-AMENOFUTAYA-』公演
おかげさまで大好評をもちまして終了いたしました。
皆さま、ありがとうございました
日本の伝統的な文化芸能は、成立した時代が異なるさまざまな文化芸能が
多彩・多様に共存し、現代まで継承されてきています。
特に祭礼・儀式などはその源流のひとつとして考えられています。
熊本県天草市の下浦地区に古くから伝わる獅子舞は、
五穀豊穣を神様に感謝する祈りの舞でありながら
そのストーリー、エンターテインメント性に特徴を持ち、
ニューヨークのカーネギーホールでの公演も果たしたことのある素晴らしい伝統芸能です。
今回は、「CONNECT=繋ぐ」をコンセプトとして、
伝統的な「下浦獅子舞」に、今注目の鍵盤ハーモニカ、デザイン書の要素を『x』し
『「多彩な文化芸能」、「人とひと」、「歴史と今」、「天草と福岡」を繋ぐ』公演を企画させて頂きました。
見どころ
「天草-AMENOFUTAYA-」
現存する日本最古の歴史書「古事記」。
古事記の上巻「国生み神話」に出てくる「両児嶋(ふたごのしま)」は又の名を「天両嶋(あめのふたや)」といい、
一説には、その「アメノフタヤ」という言葉が、天草の名前の由来になったとも言われています。(※諸説あり)
現在の「天草」は、豊かな自然と文化で知られる日本国内でも有数の観光地です。
しかしその長い歴史の途中には「天草の乱」のような厳しく哀しい戦いもありました。
下浦の獅子舞は、戦いの後鈴木重成(すずきしげなり)公の献身によって再生を果たした天草で、
古くより日本人が繋いできた氏神さまへの感謝の舞を復活させたものです。
日本各地で見られる獅子舞とは一線を画したストーリーと躍動的な動きが特徴で、その色彩は大陸の影響をも感じさせます。
今回は、第一部には天草出身の鍵盤ハーモニカ奏者であるCHIKA(チカ)が天草をテーマにした完全オリジナルの4つの楽曲を壮大に奏で(かなで)、
国内外で幅広く活躍する書家悠杏(ゆあん)が、その奏とともに「書」による「祈り」を力強く表現します。
そして第二部には下浦の獅子舞が圧巻の演舞で舞台を締めくくります。
新しい気持ちで年を迎える、
このタイミングだからこそ日本の伝統を「つなぐ-CONECT-」創xプロジェクトの本公演「天草-AMENOFUTAYA-」をぜひご体感ください!
出演者
下浦獅子保存会
下浦獅子舞は下浦町に伝わる伝統芸能として子々孫々受け継がれています。この伝統ある郷土芸能を守り、育てようと町内に残る有志の手によって、昭和46年に下浦獅子保存会を結成。全国各地で開催されているイベントや大会などで郷土芸能「下浦獅子舞」を披露し、郷土芸能の素晴らしさを伝えています。
〈出演歴〉
1998年
カーネギーホール「第4回日本の祭典」(ニューヨーク)、同年 エンシニタス市姉妹都市締結10周年記念式典(カリフォルニア)、2001年
第16回国民文化祭獅子舞フェスティバル(群馬県)、2006年 獅子舞フェスタ(香川県)
鍵盤ハーモニカ奏者 CHIKA
楽しい鍵盤ハーモニカ教室 CHIKA』講師
SUZUKI
ケンハモ認定講師
熊本県天草市を中心に、ライブ活動や訪問演奏を行っている他、自主企画コンサートも開催している。ダンサーやシンガー、様々なアーティストとのコラボレーションも行っている。
2021年熊本アートフェスティヴォでは審査員特別賞を受賞。自身のオリジナル楽曲をはじめ、地元企業のCMソングも制作。2023年“天草サーカス×
天草コドラボ劇団“による舞台『天竜伝説』では、劇中の楽曲制作も行った。同じ年の11月、第19回天草大陶磁器展の関連イベント「炎舞」で、悠杏と初共演。
書家 悠杏
一般社団法人日本デザイン書道作家協会正会員
九州産業大学造形短期学部デザイン書道講師
福岡を中心に、広告で使われる筆文字のデザインや、イベント、公演などでのライヴパフォーマンスも展開している。2018年には、日中平和友好条約40周年記念のイベントの一環として北京の日本大使館にて音楽アーティストとのコラボパフォーマンスを披露している。
〈受賞歴〉
2013年
中津市「軍師官兵衛」推進協議会キャッチコピー・ロゴ部門優秀賞受賞、2014年 第17回日本デザイン書道大賞優秀賞受賞 他多数
<語り> 薔薇園 花江
いのちの洗濯劇場主宰。
大阪府八尾市出身。福岡市在住。演出家、役者、制作者。
学生演劇を経て、テント劇団に入団。その後、様々なジャンルの演劇に関わる。
結婚出産の為、大阪から仙台に拠点を移し、そして2008年から福岡に拠点を移し活動。現在は主にプロデュース公演を企画している。
出演者の想い
下浦獅子保存会は、昭和46年10月1日に結成されており、私自身は、昭和57年高校を卒業すると同時に獅子保存会に入会し、早42年となります。
前会長より、10年程前に会長を引き継いでまとめ役として頑張っております。
会の皆さんもそれぞれが仕事をしながらの活動ですので大変ではありますが、獅子舞に対する情熱と誇り、又家族の理解もあり頑張っておられると思います。現在は女性も含め35名程の会員数ですが、祭りだけでは無く下浦町の行事の中枢を担っております。
これから獅子保存会の活動を通して様々な事に対し「自信・誇り・責任」を合言葉として、又、若い世代に獅子舞の歴史、伝統を重んじる心や行動が伝承できる様に日々励んでまいりたいと考えます。
私が下浦獅子舞に触れたのは幼少期の秋祭りでした。父が獅子保存会に入っていましたので獅子舞を身近に感じていました。毎年の秋祭りで獅子が舞う姿を見るのが楽しみで、社会人になり迷うことなく獅子保存会に入会することを決めました。また、母が獅子保存会で初の女性囃子奏者であることを聞き、母も獅子舞に関連していたということを知り、嬉しくもなりました。私も女性囃子奏者として自分自身、楽しみながら活動しています。
獅子が舞う姿は迫力があり、見ていただいた方全てに感動を与えられるものだと思っています。その感動を与えられる1人としてこれからも活動できたらなと思っています。そして、獅子保存会の皆さんと下浦の伝統を守りながら、これからに繫げていく手助けができればと思います。そして、下浦の獅子舞の良さがより多くの方に伝わっていけばいいなと思います。
私が下浦獅子舞に触れるきっかけとなったのは、獅子を振る父、玉振りとして舞う兄の練習についていったことが始まりです。
当時は幼く、獅子舞に深く関心や想いというものはなく、小学2年生から5年間、兄に続き玉振りをしていく中で徐々に『見てもらった方に感動してももらえるような獅子舞を!』という、大人たちの熱意が子供ながらに伝わり、私にも芽生えていったのを覚えています。
社会人となり、10年ほど離れていましたが、2年前に帰郷し、昨年から獅子として再度携わり始めました。私の獅子は、歴代の先輩方に比べ、まだ見劣りする点ばかりですが、『自分たちの地元には、こんな素晴らしいものがある』『お爺ちゃん、お婆ちゃんのところで見れる獅子舞はすごい!』と感じてもらえるよう磨き、次へと繋いでゆきたいと思っています。
公演概要
日 時
令和6年 12月21日(土)◆昼の部:14:00〜15:30
【第一部】鍵盤ハーモニカ×書 Art Live (約40分)
間:映像(約10分)
【第二部】下浦獅子舞(約30分)
◆夜の部:17:30〜19:00
【第一部】鍵盤ハーモニカ×書 Art Live (約40分)
間:映像(約10分)
【第二部】下浦獅子舞(約30分)
鑑賞料
前売券/5,000円(全席自由席)
当日券/6,000円(全席自由席)
会 場
アクロス福岡1F 円形ホール
福岡市中央区天神1-1-1
当日ご来場の方に嬉しいプレゼント!
その1天草エアラインさまご協力
福岡天草
往復航空券を1名様へプレゼント!
その2イノチオ精興園さまご協力
5名フラワーアレンジメント
プレゼント!
天草物産展
当日円形ホール外、コミュニケーションエリアにて天草観光ブースを展開します。